5分で分かる!継続課金システムとは?種類や機能・メリットを徹底解説

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学習塾や英会話教室といった月謝制の事業を運営していると、月謝の回収は非常に煩雑な業務です。

生徒数が少ないうちはいいですが、生徒数が増えてくると「誰からお金を請求すればいいのか」「貰い忘れている人はいないか」といった管理が難しくなってきます。

払い忘れの催促や現在の入金状況の管理に限界を感じて、継続課金ができるシステムの導入を検討している人も多いのではないでしょうか?

本記事では、「会費ペイブログ」を運営している「会費ペイ」チームが継続課金システムがどんなものかというところから、これから継続課金システムを導入する方におすすめのシステムまでご紹介していきます!

そもそも継続課金とは何か

継続課金とは、毎月・毎年といった一定の周期で自動的にお金を回収する方法です。

都度都度回収する方法と比べ、支払う側、回収する側双方の手間を削減することができます。

継続課金に利用される決済方法

口座振替

最も一般的に使われるのが、定期的にお金を口座から引き落とす口座振替という方法です。クレジットカードを作成したことがある方であれば、作成時に必ずカード利用分のお金を引き落とす口座の登録をしていますよね。

振替依頼書と呼ばれる専用の用紙を使って口座を登録するのが一般的ですが、近年はWEB上から登録することもできるようになりました。

クレジットカード決済

口座振替に続いてよく利用されるのがクレジットカード決済です。Apple Musicのようなインターネット経由で提供されるサブスクリプションサービスの場合は、口座振替よりもカード決済による支払いが一般的ですよね。

WEB上からでも簡単に支払方法の登録ができ、与信決済のため引き落としが失敗しづらいのがポイントです。

キャリア決済

月々の携帯電話の使用料と同時にお金を引き落とす方法です。以下のように各キャリアがそれぞれ別のサービスとしています。

NTTドコモドコモ払い
auauかんたん決済
ソフトバンクソフトバンクまとめて支払い

実店舗で利用されることはほとんどなく、一般的にはWEBサービスやゲーム・アプリのデジタルコンテンツの決済に利用されます。クレジットカードを持っていない人でも気軽にWEB上で決済できるのが特徴ですが、月の上限金額が5万円程度と少なめという特徴もあります。

継続課金が採用されやすいケース

継続課金が利用されるのは「定期的な支払いが発生するサービス」です。

金額は一定の場合もあれば、毎月変動する場合もあります。参考までに継続課金の仕組みが採用されやすいケースをピックアップしてみたので、ご自身が運営しているサービスと近いものが無いか確認してみてください。

  • 学習塾・習い事の月謝
  • フィットネスジムの月会費
  • ファンクラブの年会費
  • WEBサービスの月額利用料
  • ガス代などの公共料金
  • 物件の賃料

継続課金システムの基本機能と特徴

継続課金そのものについての説明が終わったところで、継続課金システムが持つ機能についてお話させていただきます。

支払情報の登録

課金をかけるクレジットカードや口座といった支払情報を登録しておくことができる機能です。

ここであらかじめ支払情報を登録しておくことによって、登録されたカードや口座に自動的に課金を行うことができます。

請求データの作成

「Aの口座に5000円」「Bの口座に8000円」といった、誰にいくら請求すればいいのか?というデータを作成してくれる機能です。

特定の金額の請求データが自動的に作成されるものや、請求金額を入力したファイルをアップロードすることで作成するものなど、作成方法はシステムによって変わります。

自動的な決済

上記で作成された請求データをもとに、自動的に決済を行う機能です。

利用できる決済方法はシステムによって違うので、自分の運営するサービスにあった決済方法が利用できるかは事前に確認しておきましょう。

入金状況の管理

決済結果の突合せを自動的に行ってくれる機能です。

システムによっては、決済が失敗してしまった顧客に対して自動的に催促や再決済を行ってくれるものもあります。

継続課金システム導入のメリット

ここからは、継続課金システムを導入することで得られるメリットについて説明していきます。

回収作業の手間を減らすことができる

最も大きなメリットは、お金の回収にかかる手間を大幅に減らすことができる点でしょう。

もし毎月の月謝を月謝袋で回収する場合

  • 生徒に月謝袋を渡す
  • 毎月期日までに月謝袋にお金を入れて持ってきてもらう
  • 月謝袋に正しい金額が封入されているか確認し、受領印を押す
  • 別途、入金状況を管理している名簿にチェックを入れる

という作業を全員分行う必要があります。さらに、支払い忘れや金額の相違は別途管理して催促などを行う必要があり、非常に煩雑です。

継続課金システムを導入すれば、これらの手間を一気に削減することができます。

回収漏れを防ぐことができる

継続課金システムを導入すれば決済は自動的に行われるため、顧客の支払い忘れによる回収漏れをなくすことができます。

お金の回収率が上がるのはもちろん、催促というあまり気持ちの良くない業務を減らすことができるのも大きなポイントです。

顧客の負担軽減

継続課金システムを導入すれば、お金を回収する側だけではなく、支払う側の顧客にもメリットがあります。

毎月月謝袋に入れるために現金を用意したり、銀行振込のためにATMへ足を運ぶのは顧客にとっても大きな手間です。継続課金システムによって自動的に決済が行われれば、その手間をかけさせることもなくなります。

また、支払い忘れによる催促は顧客にとってもあまり気持ちの良くないことですが、これも削減することができます。

手軽に利用できる継続課金システム

ここまでで説明したように、継続課金システムを導入すれば大きなメリットを得ることができます。

以下に気軽に導入できる継続課金システムをご紹介していきますので、自分の運営するサービスに合ったものがあれば是非導入を検討してみてください。

会費ペイ

会費ペイ」は、継続課金機能を持ち合わせているのはもちろん、会費制サービスの運営に必要な [入会申込・会員管理・請求・集金・入金管理] を全て一元管理できるのが特徴です。汎用性が高く、フィットネスやスクールを中心に様々な業種で利用されています。

継続課金だけでなく、その前後の事務作業を全て自動化してくれるので、会員数が多くなってきてもそのまま使い続けることができます。

支払方法はクレジットカードと口座振替どちらも利用可能で、決済が失敗した際も自動で催促を行ってくれます。

スマートロック「akerun」や会計システムの「freee」との連携も可能で、入退館管理や鍵の付与、入金後の経理業務まで自動化することもできます。

料金

初期費用 0円
月額費用 0円
その他費用 システム利用料①/決済金額の3.5%
システム利用料②/1決済当たり100円

機能

継続課金/月
継続課金/年
クレジットカード決済
口座振替
コンビニ決済
自動催促
その他特徴的な機能 ・入会申込フォーム
・会員管理
・会員証発行
・入退館管理
・メール配信
など



アプラス 集金代行サービス

アプラスは、口座振替やコンビニ決済による集金代行を行ってくれるサービスです。

料金

初期費用 個別見積もり
月額費用 個別見積もり
その他費用 決済手数料/1決済当たり80円~

機能

継続課金/月
継続課金/年 ×
クレジットカード決済 ×
口座振替
コンビニ決済
自動催促 ×
その他特徴的な機能

・ペイジー決済
・家賃サービス

Square

Squareは、レジ機能を備えていることが特徴のシステムです。

メインに機能は店頭での都度決済ですが、オプション機能を利用することで定期的な継続課金にも対応可能で、決済方法としてはクレジットカードを利用することができます。

その分、会員管理の機能は存在しないので、物販などをメイン行いつつ会員制のサービスも行う場合などは利用を検討してみても良いでしょう。

料金

初期費用 7,980円
月額費用 0円
その他費用 決済手数料3.25%~
その他オプション料金

機能

継続課金/月
継続課金/年
クレジットカード決済
口座振替
コンビニ決済
自動催促
その他特徴的な機能 ・POSレジ機能を持っている
・売上げの翌営業日に入金可能
・従業員管理
など

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本記事では、継続課金システムがどんなものか、導入した場合のメリットそしてこれから継続課金システムを導入する方におすすめのシステムをご紹介していきました。

ぜひ、本記事を参考に、皆様にぴったりの継続課金システムを見つけてみてください!

集金代行会社としては老舗の部類で、学習塾や不動産、通信などさまざまなサービスで利用されています。取り扱える決済方法は基本的に口座振替のみですが、決済手数料が安価なのが魅力です。

月額費用は都度見積もりが必要なタイプですが、決済件数が月間それほど多くない場合は、5000円程度になることが多いようです。

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