英会話教室の開業に必要な準備や資金、手続きについて徹底解説

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小学校での必修化の影響もあり、英語を学びたいという需要は年々増加しています。
ビジネスチャンスということで、自分の持っている英語のスキルを活かして英会話教室の開業を目指すという方もいるのではないでしょうか。

最近はオンラインレッスンが普及してきたこともあり、自宅での開業もしやすくなりました。
また、コストが低く抑えられるという点でも、新しく始める事業として英会話教室は人気です。

とはいえ、いざ開業となるとどのような手順を踏めばいいのか、開業したとしてちゃんと成功するのかなど、不安なことはたくさんありますよね。

本記事では、英会話教室の開業を考えている方に向けて、開業までの手順や抑えておくべきポイントを解説していきます!

英会話教室開業の流れ

英会話教室開業までの流れは以下のようになっています。

  • サービスの提供形態を決める
  • フランチャイズに加盟するか決める
  • 開業資金の調達
  • 物件の契約
  • 開業届の提出
  • レッスンの価格を決める
  • HPの用意
  • 請求・決済システムの選定
  • 開業

以降は、それぞれの手順について詳しく説明していきます。

サービスの提供形態を決める

まずは、サービスの提供形態を決定しましょう。

自宅でレッスンを行う

1つ目は英会話教室を自宅に開業してレッスンを行う方法です。基本的に開業コストを抑えられることができるため、これから英会話教室を始めたいという場合は最初に想定する方法なのではないでしょうか。

自宅でレッスンを行う場合にも大きく分けて2つの方法があります。

  • オンラインでレッスンを行う
  • 自宅を教室にする

この2種類です。

オンラインでレッスンを行う

zoomなどのツールを使って、遠隔でサービスを提供する方法です。コロナウイルスの影響もあり、昨今急激に増えてきていますね。

パソコン1台あれば授業を行うことができるため、開業コストを抑えることができます。英会話教室をこれから始めようと考えている方にはオンラインレッスンから始めてみるのも良いでしょう。

場所に縛られないメリットを持つ反面、競合するサービスが多くなるというデメリットもあります。HPや宣伝にはしっかり力を入れた方が良いでしょう。

自宅を教室にする

次にご紹介するのはご自身の自宅を教室にする方法です。こちらも最低限の設備を整えればすぐに開業できます。

自宅を教室にするという特性上、セキュリティ面や集客面には不安が残りますが、ご近所の方や知り合いに向けて英会話レッスンをしてみたいと考えている人にはオススメの方法です。

テナントを借りてレッスンを行う

2つ目はテナントを借りてレッスンを行う方法です。

テナントで英会話教室を開業するメリットは、立地によって集客が見込めるという点、ある程度の生徒へ同時に抗議を行える点などです。

自宅での開業の場合、どうしてもビジネスとしては小規模になりがちです。趣味ではなくしっかりと腰を据えて収益化したい場合はテナントを借りてしまう方がいいでしょう。

もちろん、物件や内装にかかる費用が必要になってくるため、初期費用や運営資金は多めに用意しておく必要があります。

受講者の自宅でレッスンを行う

3つ目は、受講者の自宅でレッスンを行う場合です。

イメージとしては、家庭教師のような業務形態になります。顧客の満足度も高くなる傾向があり、収入が多くて経済的に余裕があるお客さんが利用者になるケースがあります。

特段場所の用意が必要ないのは魅力的ですが、知人以外にサービスを提供する場合以下に信頼を得るかが大切になってきます。オンラインでのサービス提供と同じく、HPや宣伝にはしっかり力を入れた方が良いでしょう。

フランチャイズに加盟するか決める

フランチャイズに加盟すれば、開業を手厚くサポートしてくれる上に、フランチャイズのブランドを使った集客が見込めます。

まだ開業や経営のノウハウがないというのであれば、まずはフランチャイズに加盟して経験を積んでみるというのも非常に有効な手段でしょう。

メリットも大きい分、

  • 初期の加盟料
  • 保証料
  • ロイヤリティ

といった追加の費用も発生します。また、最低契約期間などが存在するケースが大半ですので、「どのタイミングで独立するのか」「長期的に得られるメリットがあるのか」などを踏まえて加盟するかどうかを検討するといいでしょう。

開業資金の調達

開業する英会話教室の形態が決定したら、次は開業資金を準備します。開業に関する助成金制度などもあるので、積極的に活用してきましょう。

提供形態ごとの開業資金の目安

オンラインでレッスンを行う場合

自宅でオンラインレッスンを行う場合、開業資金はほとんどゼロで始めることができます。

パソコンを持っていない方やオンラインレッスンを行う通信環境などが整っていない場合のみ、初期費用として10万円ほどがかかると思っておけばいいでしょう。

自宅を教室にする場合

自宅を教室にする場合も、オンラインレッスンと同様ほぼ初期費用0で開業することができます。

「自宅と言えどある程度教室としてしっかりとした見た目にしておきたい」という場合は、内装や備品の費用として50万円ほど用意しておけるといいでしょう。

テナントを借りる場合

テナントの立地条件や大きさなどによっても異なりますが、テナントで教室を開業する際の初期費用は最低でも300万円ほどかかると言われています。

初月の家賃だけでなく、敷金や礼金、保証金など多額の初期費用がかかることが考えられます。また、ホワイトボードや机などの設備費用も発生するのでその点も忘れないようにしましょう。

受講者の自宅でレッスンを行う

受講者の自宅でレッスンを行う場合も、初期費用もほとんどゼロに近いです。

内装を整える必要もないため、レッスンに使用する教材の準備さえできれば問題ないでしょう。

調達に使える豆知識

ここまでは開業資金の目安をお伝えしてきましたが、そのすべてを自分で用意しなくとも、開業資金の助けになる制度がたくさんあります。

ここでは、その中でも特に使いやすいものをいくつか紹介していきます。

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金」とは、従業員数が20人以下の小規模事業者を対象にした制度です。補助金の受取には一定の条件があり、補助金額は最大で50万円。

制度の名目上、事業を持続するためのサポートをする制度なので、
・開業届を提出している
・法人化をしている
上記のいずれかを満たしておく必要があります。

商工会議所でサポートを受けながら申請ができるので、条件に当てはまる場合は補助金や助成金などを活用していきましょう。

地域創造的起業補助金

地域創造的企業補助金」とは、創業時に必要な経費の一部を国や地方公共団体が補助してくれる制度です。
開業してから1名以上の従業員を雇用する予定の法人や個人事業主が対象です。

以前は「創業補助金」という名前でしたが、2018年に「地域創造的企業補助金」という名前に変更されました。「創業・事業承継補助金」と名前が似ていてややこしいですが、運営している会社が異なるだけで制度自体の内容は一緒です。

「地域創造的企業補助金」の最大のメリットは、
・返済不要
・創業前でも申請が可能
という2点です。

「地域創造的企業補助金」の受給条件を満たしている個人事業主の方は多いので、積極的に活用していきましょう。

政策金融公庫

最後にご紹介するのが、「政策金融公庫」から融資を受ける方法です。

創業期に日本政策金融公庫で融資を受けることで、会社の信用実績をあげることが可能です。信用実績をあげることで、結果的に他の銀行からの融資を受けやすくなります。

「政策金融公庫」のメリットは
・無担保・無保証で受けられる
・審査のハードルが低い
・審査のスピード感が早い
などが挙げられます。

物件の契約

テナントを借りてレッスンを行う場合は、この段階で教室用の物件を用意する必要があります。

教室を構えるのに適した場所の選び方

会話教室を開校するのに適した場所の選び方は、お客様のターゲット層やどれだけの事業拡大を狙っているかなどによっても大きく変わってきます。

事業を大きくしていきたい場合には

  • 駅からのアクセスが徒歩5分以内の立地
  • 商業施設などの人が多く出入りする場所
  • 学校の近く

などに教室を構えるのが良いでしょう。

物件契約時に気を付けるポイント

次に、物件契約時に気を付けるポイントをご紹介します。

英会話教室の開業において、物件契約時に気を付けるポイントは2つあります。

法人としての登記が可能かどうか

店舗用の物件であれば問題はありませんが、居住用の物件を借りてそこに英会話教室を開業しようと考える場合、物件のオーナーによっては法人として登記することをあまりよく思わない方もいます。

登記ができないと受けられない助成金などもあるため、事前に確認しておきましょう。

大通りから見える位置にあるか

せっかく専用の物件を構えるのであれば、それ自体にも集客効果を持たせたいものです。

ある程度大通りから見える位置にある物件であれば、看板を出したりオープンキャンペーン用の旗を立てておくなどをすることで、通りかかった人の興味を引くことができます。

開業届の提出

英会話教室の開業に向けた準備が整ったら、開業届を準備します。

開業届は国税庁の公式HPからダウンロードできます。

開業届(引用元:国税庁HP)

どこに出せばいい?

開業届の提出先は、事業主(個人事業主)の住所の管轄がある税務署になります。管轄の税務署は以下の国税庁のHPに載っています。

税務署の所在地などを知りたい方(引用元:国税庁HP)

開業届の書き方

開業届の記入にあたって必要なものは

・個人事業の開業届出・廃業届出書
・マイナンバーカード(個人番号がわかればOK)
・印鑑
・本人確認書類
・青色申告承認申請書

以上の5点です。

続いて、開業届の書き方について解説します。

開業届に記入が必要な項目は全部で10個です。

1、提出する税務署名・提出日
2、納税地
3、氏名・生年月日・個人番号
4、職業・屋号
5、届出の区分
6、所得の種類
7、開業・廃業等日
8、開業・廃業に伴う届出書の提出の有無
9、事業の概要
10、給与等の支払いの状況

上から丁寧に情報を記入していけば、誰でも簡単に作ることが可能です。

国税庁のHPにも記入例が載っているので、困ったときはそちらを参考にしましょう。

開業届の書き方(引用元:国税庁HP)

レッスンの価格を決める

続いては、英会話教室のレッスン価格についてご紹介していきます。

提供形態ごとの月謝の相場

オンラインでレッスンをする場合

オンラインの場合はレッスン価格にかなりばらつきがありますが、複数名に講義するタイプであれば1回あたり1,000円~3,000円。月謝にすると4000円~10000円ほどが多いようです。

対面できない特性上、実際に会って講義するタイプの教室よりは安価に設定されることがほとんどのようです。

反面、マンツーマンレッスンの場合は一回あたり5,000円~と対面型と大きく差をつけないこともあるようです。

自宅でレッスンをする場合

自宅でレッスンする場合、相場としては週に1度のレッスンで1回あたり5,000円から8,000円。月謝にすると20,000円前後が多いようです。

これは一般的な英会話教室の月謝より高めですが、自宅という特性上マンツーマンや少人数でのレッスンになることが理由です。

テナントを借りてレッスンをする場合

テナントを借りてレッスンをする場合は、レッスン1回あたり2,000円から4,000円くらい。月謝にすると8,000円から15,000円くらいのところが多いようです。

もちろん、個人レッスンやネイティブ外国人講師の指導になるともう少し高い場合もあります。また、立地条件が良いエリアにあるテナントでの授業は家賃などの兼ね合いで、少し高めに設定しておく必要がありますね。

集客

レッスンの価格まで決めたら、生徒を集めましょう。

HP(ホームページ)の用意

集客を行っていくにあたって、まずはHPの用意をしましょう。小規模な教室であればHPは不要かとも思えますが、せっかく知ってもらっても、HPが無いと「本当にちゃんとした英会話教室なのか?」と不安に思われてしまう可能性もあります。

HPを用意する場合は、自分で用意する方法と制作を依頼する方法があります。自分で用意する場合は「Wix」などのサービスを使って作るケースが多くなるでしょう。

制作を依頼する場合、費用は掛かってしまいますが、出来上がりのクオリティが高くなり、教室の信頼度UPに貢献してくれるでしょう。

チラシを配る

HPの用意ができたら、いよいよ自身の教室を広めていきましょう。

自宅であれテナントであれ、店舗を構えて運営する場合は地域の住民に知ってもらう必要がありますので、店舗の付近や駅前でチラシを配るのが有効です。

新規オープンであれば、合わせて新規入会キャンペーンなども開催しておくといいでしょう。

SNSで宣伝する

最近では、SNSでお客様を集める人も増えています。代表的なSNSツールは以下の通りです。

• Twitter
• Instagram
• Facebook
• YouTube

英会話教室であれば、発音の際に気を付けるポイントなどを動画にしておくことで講師のレベルをアピールすることもできるので、SNSとの相性は非常に良いと言えます。

それぞれのSNSの特徴を理解し、同業者向けあるいは興味を持ってもらえる内容を投稿することを心がけましょう。

もし、すでに無料体験レッスンを開始している場合は、生徒さんの口コミや、レッスン時の様子も投稿すると良いでしょう。

請求・決済システムの選定

請求・決済システムは、開業後の売上請求~管理を効率的に行うためシステムです。創業期から準備することによって、開業直後でもお金や顧客管理を柔軟に行えるだけでなく、英会話教室の運営が快適になります。

小さな規模でもシステムを入れるメリットはある

請求・決済システムを導入しないまま手書きでの記帳や管理をしていると、年度末に所得税等の税金を申告する確定申告の時に、書類の記載が手間になってしまいます。

請求・決済システムを取り入れることで生じるメリットを2つ紹介しますので、請求・決済システム導入の指標にしてみてください。

毎月の集金が楽になる

請求・決済システムを導入することで、毎月の月謝の集金が楽になります。多くの請求・決済システムは請求書の作成から集金までWEBで完結できるものが多く、管理も手間取りません。

入金の確認が不要になる

請求・決済システムを導入すれば、入金したかどうかの確認が不要になります。多くの請求・決済システムには入金後の確認を自動でおこなえるため、万が一、月謝未回収があったとしてもひと目でわかります。

また、自動催促機能も導入されていますので、月謝の未回収を忘れることもありません。

おすすめのシステム

請求・決済システムはたくさんの種類があり、どれを導入したらよいのかわからなくなってしまいがちです。

下記のページでは、月謝や会費の管理・徴収に使いやすいシステムをまとめています。

ぜひ参考にしてみてください。

開業

請求・決済システムも決まり、月謝の支払いの仕組みさえ構築したら、最後は教室の開業を待つのみです。

英会話教室の運営には特別な資格は必要ありません。しかし、開業してから繁盛させるためには経営的な目標設計なども必要になります。

将来に向けて計画的にビジネスを盛り上げましょう。

まとめ

英会話教室を開業したいと考えている人に向けて、準備から資金調達、開業までに必要なことをまとめました。

当社では、前述でご紹介した「入会手続き・会員管理・請求管理・決済・入金管理」のすべてを自動化できるサービス「会費ペイ」を運営しています。

初期費用や月額費用が0円と手軽に導入できる会計システムですので、開業の際にはぜひ導入を検討してみてください。