クレジットカード決済手数料の相場は?仕組みと合わせて解説!

コラム

現金以外の決済手段を導入するとなると、最初に思い浮かぶのはクレジットカード決済ですよね。

とはいえ、いざクレジットカード決済を導入するとなる気になるのはかかってくる手数料。

手数料の相場はどのくらいが普通なのか?自分が導入する場合はどの程度の手数料になるのか?など、知りたいことはたくさんあると思います。

本記事では、クレジットカード決済の導入を検討中の皆様い向けて、クレジットカード決済にかかる手数料を、仕組みの部分からわかりやすく解説していきます。

クレジットカード決済の仕組み

クレジットカード決済を導入する場合、決済代行業者と契約することが一般的です。

大まかな流れ

カード決済の流れ

大まかな流れは以下のようになっています。

①まず消費者がクレジットカードでお店の商品を購入します。この時点では実際のお金は動いていません。

②クレジットカードの利用情報はまず決済代行会社へ届き、その後カード会社へ届きます。店舗に対しては決済代行会社が購入代金を立替払いし、決済代行会社へはカード会社から立替払いが行われます。決済代行会社から店舗へ立替払いを行う際、店舗側が決済代行会社に対して決済手数料を支払うため、実際には購入代金から手数料を差し引いた金額が店舗へ支払われます。

③最終的に購入者はカード会社へ購入代金を支払います。

決済代行会社の役割

決済代行会社の役割については以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。

[blogcard url=”https://blog.kaihipay.jp/payment-gateway/”]

クレジットカード決済を導入するメリット

事業者側のメリット

販売機会の増加

事業者側がクレジットカード決済を導入するメリットとして最も大きいのは販売機会の増加です。キャッシュレス化が進む中で、クレジットカード決済が可能かどうか消費者にとってお店選びの大きなポイントになっています。

また「今は現金の持ち合わせが無いので購入ができない」といった原因で販売機会を損なうこともなくなります。

購入単価の増加

通常購入を踏みとどまってしまうような金額でも、クレジットカード決済ならその場で現金を用意する必要がないため、購入を決断しやすいといわれています。このようなことから、クレジットカード決済の場合は現金払いの場合と比べて1回の買い物あたりの購入単価が上がる傾向にあります。

信頼性のアップ

クレジットカード決済を導入しているということは、「クレジットカード会社の加盟店になるための審査を通過した」ということでもあります。

個人経営の店舗やオープンしたての店舗にとっては、信頼性を高めることができる点でも大きなメリットになります。

消費者側のメリット

現金を持ち歩く必要が無い

クレジットカード決済が導入されていることによって、高額な決済を行いたい場合でも、大量の現金を持ち歩く必要が無いというメリットがあります。

また、海外旅行の際に日本円から現地の通貨へ両替する必要ないことも大きなポイントです。

ポイントが貯まる

クレジットカード決済を利用することによって、消費者は利用金額に応じたポイントを得ることができます。

貯めたポイントは支払いに使用したり商品券と交換したりといった使い道があり、現金で支払いうよりもお得です。

決済手数料の相場

クレジットカード決済の仕組みについてお話したところで、いよいよ手数料。コストの面を説明していきます。

手数料は取り扱う商品やサービス、年間の取扱高等によって変動しますが、クレジットカード決済の手数料は一般的に決済金額の3.24%となっています。

物販をはじめとした「実際に商品が存在しその場で取引が完了する業態」に関しては比較的手数料が低く設定され、カルチャースクールなど「取引が長期にわたり、モノが残らないサービス」の場合は比較的手数料が高く設定される傾向にあります。

決済手数料以外のコスト

クレジットカード決済の導入にあたっては決済手数料だけに注目しがちですが、決済手数料以外にも発生するコストが存在します。

最終的に「思っていたよりもコストがかかる…」とならないためにもしっかり把握しておきましょう。

初期費用

決済代行会社が提供しているシステムをECサイトやサービスサイトに組み込むための費用です。平均的な価格帯は5万円前後ですが、契約プランによっては無料になることも。

月額費用

システムの利用料や顧客データの管理費用が含まれ、決済の件数や売上金額を問わず、毎月定額で発生します。

平均的な価格帯は5,000円前後で、プランによっては決済が発生している月のみ請求される場合や、月額手数料をとらない決済代行会社もあります。

トランザクション費用

決済時に発生するデータの処理費用です。金額に関わらず発生し、平均単価は5円程度です。

月額費用に最初から含んでいたり、トランザクション費用を請求しない決済代行会社も存在するためあまり見慣れない単語ですが、別途請求される場合も注意して見ておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

クレジットカード決済にかかる手数料を、仕組みの部分からわかりやすく解説させていただきました。

クレジットカード決済か事業者にとっても消費者にとっても非常にメリットの大きい決済方法です。本記事を参考に、ぜひクレジットカード決済の導入を検討してみて下さいね!