ヨガスタジオ・ヨガ教室の月謝回収の漏れをなくす4つのポイント

コラム

ヨガスタジオ運営における重要な課題の一つが月謝の回収です。安定した収入を確保するためには、月謝の支払い方法や日程を工夫し、滞納には迅速に対応することが求められます。本記事では、その具体的な方法を解説します。

月謝の支払い方法に柔軟性を持たせる

多様な支払い方法を提供することで、顧客の利便性を高め、確実な収入を確保します。現金、クレジットカード、電子マネー、請求書、口座振替など、顧客が選択できる範囲を広げましょう。

自動引落によって、会員が毎月の支払い作業をしないで済む「クレジットカード、デビットカード決済」と「口座振替」はとくにオススメの決済手段です。

現金

現金支払いは伝統的で簡便な方法であり、受け取り次第すぐに使用できる利点があります。しかし、管理の面から見ると、現金取扱いには慎重さが求められます。盗難や紛失のリスクを避けるためには、定期的な集金と適切な保管場所(例えば金庫)への保管が必要です。また、スタジオ側としては収入を正確に記録し、顧客がいつ何を支払ったかを確認できる体制を整えることも重要です。

電子マネー

現代社会ではキャッシュレス決済の需要が高まっています。電子マネーは手数料が発生しないものが多く、スマートフォンを用いた簡単な操作で決済が可能です。これにより、顧客はいつでも自由に支払いを行うことができ、スタジオ側としても現金管理の手間が省けます。しかし、導入にあたってはシステムや手数料の選定、顧客への説明が必要になります。

請求書

請求書を発行し、顧客が銀行振り込みで支払う方法も一般的です。こちらの方法では、支払いの記録が明確に残るため、後から問題が生じたときに確認しやすいという利点があります。しかし、請求書の作成や管理、振込確認などの手間がかかり、また顧客が振込を忘れるといった滞納のリスクもあります。

クレジットカード、デビットカード

クレジットカードやデビットカードの利用は、顧客にとって手元の現金を減らさずに支払いが可能な便利さがあり、事業者にとっては確実な収入源となります。特にオートチャージ機能を活用すれば、毎月自動的に引き落とされるため、滞納のリスクも大幅に低減します。ただし、カードの手数料やトラブル時の対応について事前に把握しておくことが重要です。

口座振替

口座振替は、事業者と顧客双方にとって手間が少ない支払い方法で、スムーズに定期的な収入を確保できます。しかし、口座振替の設定には顧客の同意とそれに伴う手続きが必要です。また、顧客の口座に十分な資金がない場合、振替ができず滞納につながる可能性もあります。

月謝が払いやすい支払い日を設定する

支払い日の設定も重要な要素です。給与振込直後、月末最終日、月初など、顧客が月謝を滞りなく支払える日を設定しましょう。

給与振込直後(26日)

多くの企業が給料日として設定している月末の25日は、顧客にとって財布の余裕がある日と言えます。この直後に月謝を設定することで、支払いに困る顧客を減らし、スムーズな収入を確保することができます。しかし、すべての顧客がこの日に給与を受け取るわけではないため、一部の顧客にとっては支払いに無理が生じる可能性もある点に注意が必要です。

月末最終日(30日/31日)

月末最終日は給与日から数日が経過し、一定の余裕が見込まれるため、支払いやすいタイミングとなります。ただし、この日に設定すると、支払いを翌月に持ち越す顧客が増え、滞納のリスクが高まる可能性もあります。そのため、この日を支払い日とする場合は、翌月への持ち越し防止のための対策が必要となるでしょう。

月初(1日)

月初の1日は新たなスタートの象徴であり、支払いに対する意識もリセットしやすい日となります。新月の支払いは、月謝の支払いを新たな月の一部として計画しやすく、顧客にとっても管理しやすい一面があります。ただし、前月の経済状況によっては、支払いが難しい顧客も存在するため、その点を考慮した対応が必要となります。

月謝の滞納には迅速に対応する

月謝の滞納はスタジオ経営にとって大きな打撃となります。個別に連絡を取る、保証人に連絡を取る、自動メールの配信など、迅速に対応しましょう。

個別に連絡を取る

月謝の滞納が確認された場合、最初の対応策として個別に連絡を取ることが推奨されます。直接話すことで顧客の状況を理解し、解決策を提案することが可能です。例えば、一時的な金銭的困窮や、支払いを忘れただけであれば、支払い期限の延長やリマインダーの提供などで解決できることもあります。

保証人(保護者/緊急連絡先)に連絡を取る

滞納が続き、かつ顧客からの返答がない場合、保証人や緊急連絡先への連絡を検討することも一つの手段です。しかし、このような対応は顧客のプライバシーに関わるため、極力避け、絶対に必要な場合のみに留めるべきです。その上で、連絡を取る場合には、適切な手続きと敬意を持って行うことが重要です。

自動メールの配信

滞納が確認された場合、自動メールの配信は非常に効果的な手段です。決済システムにメール配信機能がある場合、滞納が発生したときに自動的にリマインダーメールを送るよう設定することができます。これにより、事業者の手間を省きつつ、確実に連絡を行うことが可能となります。

それでも月謝を回収できない場合は専門家に相談する

それでも月謝が回収できない場合、弁護士などの専門家に相談することを検討しましょう。法的な手続きが必要な場合、専門的なアドバイスが非常に有用です。

弁護士

すべての対応にもかかわらず月謝が未回収の場合、弁護士などの専門家に相談することを考慮すべきです。弁護士は滞納問題に対する法的な解決策を提供し、適切な手続きを導くことができます。しかし、顧客との関係性や、その後の事業運営を考慮すると、弁護士を利用するタイミングや方法は慎重に選ぶ必要があります。

まとめ

ヨガスタジオの月謝回収は、事業運営の基盤を支える重要な要素です。支払い方法の柔軟性、適切な支払い日の設定、滞納対応の迅速さなど、様々な点を考慮し、顧客と共に継続可能なシステムを作り上げましょう。

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