スクールやフィットネスジムといった月額制のビジネスで月謝を集金する手段としては口座振替が最もメジャーな方法ですよね。
上記のようなビジネスを開業するい場合はぜひとも導入しておきたい集金手段でないでしょうか。
しかし、請求書を出せば勝手に引き落とされるわけでもないし、月謝袋や銀行振込と比べて、そもそもどうすれば口座振替が開始できるのかはよくわからないですよね。
本記事では、そんな方へ向けて口座振替の導入方法をご紹介していきます。
口座振替とは?
指定した金額をお客様の銀行口座から直接引き落とす方法
口座振替とは、消費者の保有する金融機関の口座から、商品やサービスに対する料金が自動的に引き落とされ、事業主に支払われる仕組みのことを言います。
自動振替とも呼ばれ、月謝や家賃といった毎月の集金によく用いられる方法です。
お客様からすると毎月料金を振り込む手間が省けるといったメリットがあり、事業者側からしても集金に必要な手続きを大幅に削減できるメリットがあります。
手数料は100円ほどが相場
口座振替を行う際にかかる手数料ですが、一般的には1度の引き落としにつき100円ほどが相場です。年間の引き落とし件数や取扱額によって上下することはありますが、そこまで大きく変わることはないでしょう。
口座振替を導入する3つの方法
口座振替を導入するのには大きく分けて3つの方法があります。
代行業者と契約する
最もメジャーな方法は、集金代行・決済代行会社を利用する方法です。
代行会社はさまざまな金融機関と提携しており、事業者は代行会社1社との契約で提携しているすべての銀行で口座振替が可能です。
全ての手続きを一本化することが可能になるため、事業者にとって非常に便利なサービスであると言えます。
また、決済代行会社と契約を行えば、口座振替だけではなくクレジットカード決済なども同時に導入出来るといったメリットもあります。
以下に口座振替を提供している決済代行会社・収納代行会社をピックアップしてあるので、検討の際はいくつかの会社に見積もりを依頼することをお勧めします。
株式会社メタップスペイメント
リコーリース株式会社
ベリトランス株式会社
株式会社ゼウス
株式会社アプラス
口座振替を含んだ決済サービスを利用する
口座振替単体を契約するのではなく、口座振替の機能を持ったサービスを利用する方法です。
口座振替単体を利用する場合に比べるとコスト面は少し多めにかかることがほとんどですが、口座振替だけではなくその周りで発生する作業を自動化してくれたり、口座振替以外にも様々な決済方法が導入できるなど様々なメリットがあります。
特定の業種に向けたサービスなどもあるので、自分に合っていそうなものがあれば一度問い合わせてみましょう!
会費ペイ

会費ペイは、会費制サービスの運営に必要な入会申込・会員管理・請求・集金・入金管理を全て一元管理できるのが特徴です。汎用性が高く、フィットネスやスクールを中心に様々な業種で利用されています。
WEB口座振替はもちろん、5ブランド全てのクレジットカードも利用可能で、決済が失敗した際も自動で催促を行ってくれます。
スマートロック「akerun」や会計システムの「freee」との連携も可能で、入退館管理や鍵の付与、入金後の経理業務まで自動化することもできます。
・料金
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 0円 |
その他費用 | システム利用料①/決済金額の3.5% システム利用料②/1決済当たり100円 |
月額パンダ
月額パンダはクレジットカードや口座振替を利用した自動集金システムです。
WEB口座振替に加えて、JCB以外のクレジットカードが利用でき、入会申込フォームも備えているのが特徴です。
料金
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 4,980円 |
その他費用 | クレジットカード決済手数料/4.25% 口座振替手数料/100円+0.5% |
シクミネット
シクミネットは、同窓会や学会といった年会費制のサービスに特化した会員管理システムです。
入会手続きや会費決済のほかに、月ごとの定例会のようなイベントの管理や会員専用の掲示板といったコミュニティ運営をサポートする機能が充実していることが特徴です。
・料金
初期費用 | 200,000円~ |
月額費用 | 30000円~ |
その他費用 | 決済手数料 オプション設定によって追加料金あり |
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は口座振替の導入方法について解説させていただきました。
導入後に引き落としを開始するまでの具体的な流れなどは以下のページでまとめていますので、こちらも参考にしてみてくださいね!
口座振替とは?銀行振込との違いや導入方法について