経営において、ヒト・モノ・カネの管理はとても重要と言われていますが、これはパーソナルジムの運営の場合も例外ではありません。
今回は、その中でも【ヒト】と【カネ】に大きく関連する、パーソナルジムの会員管理・顧客管理システムについて、その選び方の解説と、オススメのシステム6社を比較してみました。
顧客・利用者が増えてきて、会員管理・顧客管理システムの導入を検討されている方にぜひ読んでほしい内容になっています。
コロナ渦で伸び続けるパーソナルジムの需要
2020年のコロナ渦以降、私たちの生活スタイルは大きく変わりました。マスクを付けるのが当たり前になったり、大人数が密になる空間を避けたり、通勤が在宅ワークに切り替わったり…。そんな中でも、パーソナルジムの需要は衰えていません。
通勤や外出が減ったことにより、運動不足やそれによる体力の低下や、自身の体重増加を実感している人がほとんどです。ですが、身体を動かしたくても、大人数が集まる場所やスポーツは難しく、これまで通っていたジムも利用しづらくなったという人が大半です。そこで注目を浴びたのが、不特定多数の人との接触を気にせず、安心して筋トレやダイエットができるパーソナルジムです。
自宅で簡単にできるオンラインフィットネスを利用してみたが、自分に合った方法かどうか判断できなかったり、動画の内容が分かりにくかったり、1人では筋トレ・ダイエットを継続できないという人が多くいる中、個別指導を受けられるパーソナルジムの需要が増えてきています。
パーソナルジムの会員管理・顧客管理の方法

パーソナルジムの会員管理・顧客管理の方法にはどのようなものがあるでしょうか。ここでは代表的な方法について、それぞれメリットと利用の条件について比較してみます。
パーソナルジムの会員・顧客を紙で管理する
なんやかんやで紙を使って会員・顧客の情報を管理しているパーソナルジムは多くあります。「人数が増えてきたら、別な方法を考える」と思いつつ、いつまで経っても紙で管理してしまっている…というパターンが多いようです。
一番のメリットは、どんな環境でも利用でき、かつ誰にでも利用できるという点です。パソコンやタブレットを利用する場合、どうしてもレクチャーが必要だったり、苦手な人が出てきます。
パーソナルジムの会員・顧客をExcelで管理する
パーソナルジムに限らず、さまざまな管理で利用されるのが表計算ソフトのExcelです。小学校などでも使い方を習ったりするため、ほぼ誰にでも利用できる点が強みです。必要に応じて印刷などもできます。
ただし、Excelは無料では提供されていないため、利用するためにはExcelがインストールされているパソコンを使うか、新たにインストールする必要があります。
パーソナルジムの会員・顧客をGoogleスプレッドシートで管理する
最近、増えてきているのがGoogleスプレッドシートを使った管理です。使用感はExcelとほぼ変わりませんが、一番のメリットはインターネット環境があれば無料で利用できる、という点です。
必要なのはGoogleのアカウントのみで、Webブラウザから利用することができ、複数人で同じファイルを同時に編集することも可能です。
パーソナルジムの会員管理・顧客管理システムを利用する
最後に紹介するのが、会員管理・顧客管理システムを利用する方法です。前述した3つの方法に共通しているのは、ゼロから自分で準備しなければいけないことや、利用者が少ない間はいいけど、増えてくると急に使いづらくなることです。
そこで、オススメしたいのが会員管理・顧客管理システムの利用です。人数が増えることによる使いづらさもなく、むしろ人数が増えることで他のシステムとも連携でき、恩恵が増すものがほとんどです。
会員・顧客管理と会費の徴収を同時におこなえる「会費ペイ」を例に見てみましょう。
会費ペイは、パーソナルジムの会員・顧客管理が簡単にできるだけでなく、ユーザーの利用回数や選択コースに応じた会費・月額の徴収を自動でできる、パーソナルジムの運営にピッタリなサービスです。
パーソナルジムの会員管理・顧客管理システムの選び方
パーソナルジムを運営するためには、いくつかのシステムの導入を検討する必要があります。その中でも会員管理・顧客管理は、パーソナルジムの利用者の情報を扱うもっとも重要なもののひとつです。
しかし、会員管理・顧客管理システムだけで見ても世の中にはたくさんの種類があり、自身のパーソナルジムにあったものを選ぶのは大変です。
ここからは、パーソナルジムの会員管理・顧客管理システムの選定において最も重要な【料金】【機能】【サポート】の3つの点で、解説していきます。
パーソナルジムの会員管理・顧客管理システムを料金(価格・費用)で選ぶ
パーソナルジムの場合、コストはトレーナーの人件費と建物の固定費がメインでここは変えづらい。ただし、会員管理や顧客管理のシステムの費用はどれを導入するかによって大きく変わります。
月額課金や従量課金の料金体系、初期費用の有無、契約期間の縛り、解約時の違約金など、会員管理・顧客管理システムの料金だけでも見ておくべき点は多くあります。
できるだけ安くしたい、逆にここは妥協したくない、ここにはお金をかけてもいい、と思えるポイントを自分の中で持っていると選定がしやすくなります。

パーソナルジムの会員管理・顧客管理システムを機能で選ぶ
パーソナルジムの運営で最も大変なのは会員情報・顧客情報の管理です。Excelで管理している方もいますが、システムを導入することで以下のようなこともできるようになります。
- Web入会フォームを作ったり
- 複数のコースを運営している場合はそれによって請求料金が変わったり
- 契約ステータスの管理が面倒だったり
- 会員に向けてメルマガを配信したり
- 施設への入退館を管理したり
まずは入会時に必要な機能から考えてみましょう。
入会フォームを自作したり、さらにそれを会員管理・顧客管理システムと連携させるのはとても大変です。逆に、会員管理・顧客管理システムにWeb入会フォームの作成機能があれば、そこで作ったフォームのリンクをサイト内に設置するだけで済むのでオススメです。
また、顧客の個人情報を扱う場合、個人情報保護法により事前に利用規約への同意が必要です。会費ペイであればそれも機能としてカバーされているので安心ですね。
次に、会員・顧客管理に必要な機能について考えてみます。
既存の会員・顧客情報を後から取り込みたい場合、CSVデータインポート機能があると便利でしょう。逆に、顧客情報を分析する場合にはシステム内からデータを取り出す、CSVデータエクスポート機能が便利です。普段はシステム内にデータを保管して、必要なときだけExcelやスプレッドシートに書き出すイメージですね。
また、個人的にあったら便利だと思うのは【メルマガ配信機能】です。期間限定のキャンペーン情報や、臨時休業のお知らせ、顧客満足度アンケートなどを特定の会員に向けて配信できると、集客や売上の安定化にも繋げることができます。
「なんでもできます」を鵜呑みにするのは危険です。初期設定やカスタマイズが大変だったり、全然使わない機能に料金が発生したり、結果的に損してしまうことも。自身の運営するパーソナルジムに必要な機能はなにか?を整理しておくと、システムの選定がしやすくなります。

パーソナルジムの会員管理・顧客管理システムをサポートで選ぶ

会員管理・顧客管理システムは、パーソナルジムの運営に最も重要な基幹システムのひとつです。システム導入時のサポートはもちろんですが、長く使っていくことを前提に考えたとき、意外と重要なのが「導入後サポートの手厚さ」です。
- 導入時にシステムの使い方などのサポートがあるか
- 24時間対応してくれる窓口はあるか
- 専任の担当者が付いてくれるのか
- 電話での問い合わせは可能か
- 実際に店舗まで訪問してくれることは可能か
- 他従業員への使い方レクチャーは可能か
…など、自分のスタイルに合ったサポートの有無で、その後の使いやすさが大きく変わります。長く使っていくことを考えるなら尚さらサポート面のチェックは重要です。

パーソナルジムの会員管理・顧客管理システムに関する口コミ
パーソナルジムの会員管理・顧客管理システム一覧
会費ペイ
運営会社:株式会社メタップスペイメント
ホームページ:https://kaihipay.jp/
hacomono
運営会社:株式会社hacomono
ホームページ:https://www.hacomono.jp/
Square
運営会社:Block, Inc.
ホームページ:https://squareup.com/jp/ja
STORES
運営会社:STORES 株式会社
ホームページ:https://stores.jp/
SmartHello
運営会社:株式会社システム ディ
ホームページ:https://www.systemd.co.jp/smart_hello
サポジム
運営会社:メソッド株式会社
ホームページ:https://supgym.jp/
